吾輩は蚯蚓である。夜を昼を様々な街に縦横無尽に出没するたくましい生き物である。
根っからの外食好き"蚯蚓"の食生態フードダイアリー。

2005年04月26日

新宿御苑 〜蚯蚓もたまにはカフェとやらを (カフェ)

本日昼にカフェでひと休み候。

新宿御苑に面した通り沿いにこの店はある。
晴れの陽気の良い日ということもあって道にせり出したテーブル席には若い女性客や
カップルが多く、いささか入りにくい心境ながらも、
この御苑の木々を眺め、優雅に食事でもという気持ちが捨てきれず、入店する事にした。

メニューはランチセットが数種類。
ほうれん草のクレープで作ったピタがこのお店のお奨めのようで、早速発注。
歩きつかれてやっと座れた安堵からぼうっと辺りをおぼろげに眺めているころに、
かぼちゃのポタージュが来て、間もなくワンプレートに乗ったピタがきた。

タラとトマトのピタと云う事だが、中にライスやレタスも入ったボリューム満点な
もの。かぶりつくとほうれん草とまでは分らないが、確かに青菜の混ざったクレープの味が
してその後でトマトや中の具材の味が来る。
とはいえ、ピタの太さが結構あるので、小口で食べると味のバランスは今ひとつ。
レタスの水分が充分水切りされて入るものの、全体の味を薄めてしまう。

サラダはゴマドレッシングやひじきなど、健康のイメージが漂う食材を用いて
作っているのだが、今ひとつこちらもきらりと光るうまさが見出せない。

ベーシックな和風の料理が好みの蚯蚓からすると、
健康志向という気遣いや1000円に満たない値段設定は良いが、
見た目の洒落た凝った料理に注力する前に、
食材の美味しさの引き出す基本的なところを押さえた上で、
アレンジした方がいいのではないかと感じる心残りな皿であった。
とはいえ、その店のオリジナルのお茶は色んな茶葉を混ぜていることもあって、
優しいほろにがいような香ばしい味で美味しく、
前の御苑の立地のよさも手伝って店の雰囲気は良いので、
お茶を飲んで散歩の一休みをするには最適なのかもしれない。
posted by 蚯蚓仙人 at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 新宿御苑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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