「ゆかり」という温泉からそこそこに近い武蔵野市場にこの店はある。
夜遅くともなると辺りはコンビニエンスストアの明かりが嬉しいほどに
あたりはひっそりとしている中、ビニールで囲んだ屋台風の大きな店構えが非常に目立つ。
小皿風で一皿あたりの単価も安いので、非常に目移りしながらもスープやおかゆを発注。
酸辛スープは梅酢のような果実酢のような独特の香り高い甘酸っぱさが来て、
唐辛子のストレートな辛みも来るとあって非常にひんやり辛いものの、
それだけをかかりっきりに食べてしまう美味しさがある。

豆腐と葱の炒め物も出汁の鶏ガラスープや通常の胡椒の他に
酸味や梅のような山椒のような一種独特の芳ばしい香りに包まれている。

水餃子は外の皮が一度冷凍された感があり、堅くて厚めの皮の食感に疑問を抱きつつも
中の具に高菜のような具材も入っていて値段相応な味。

豆苗の炒め物も見た目通りのおろしニンニクの効いた醤油風味の味付けで
おいしくいただける。
結果、一品辺りのボリュームもあるので、結果的に非常にリーズナブルである。

この店は北京ダックのみならず、広東ダックたるものもあり、
今度この店を訪れる際は、この2つの「ダック」の違いや味について記事に出来ればと思っている。