吾輩は蚯蚓である。夜を昼を様々な街に縦横無尽に出没するたくましい生き物である。
根っからの外食好き"蚯蚓"の食生態フードダイアリー。

2005年01月27日

三ノ輪 〜吉原にて天丼を食らう (天丼)

本日、吉原に程近くで天丼を食す。

神保町の天丼屋の記事に対するコメントがきっかけなのだが、
思しきところを人づてに聞き、足を向けてみた。
昔おそらく川沿いであったであろう、土手通りと名のついた
大通りに面したところに、森下の町を髣髴とさせるかのごとくに店がある。

1〜2分店の外で待ち、程なく、立派な神棚のある小さな座敷に通された。
天丼は3種類。「イ」、「ロ」、「ハ」でハが一番高額で2300円也。
この差は、中に入るネタによって異なるらしいのだが、
どのものでも海老は入っているとのこと。

大は小を兼ねるので、「ハ」を発注。
また、新香を発注し、ビールで天丼が来るのを待つ。
未だかと2度思った頃に、天丼が来た。

三ノ輪 天丼

神保町の店では胡麻油の香りが印象として際立っていたが、
こちらのは甘辛いタレの香りの中から生姜のような香りが来て
その混じった香りが頭にこびりつく。
これははじかみの天婦羅が入っている為だろうか?
タレも神保町と異なり、何気に甘くそして醤油と一つになっていて「甘辛い」。
浅草寺脇の超有名店のこなれた味のタレとも異なるが、よく馴染んだ味になっている。
さすがに最後はちょっと重く感じたが、はじかみの香りと甘辛さが混じって、
口がだれずにむさぼるように食べてしまう。

天丼の天婦羅自身はかき揚げの衣のふわっとしつつとろみも感じるところが、
特筆すべきであろう。
これがタレとよく調和をなして、ご飯とも合い、美味い天丼と化している。
また、穴子もなかなか。
海老に関しては、昨今の素材のよさを際立たせた揚げ方の天婦羅を食した経験があると
もう一ふん張りして欲しくなる所だが、変に衣をからっと揚げたり、
下味にパンチを効かせることなぞせず出すところが実直で個人的には好きである。

下町のしっかりした満腹感があるため、
もしメニューに「昼寝 2000円」という品があれば、発注し、
その座敷に寝転がらさせてもらいたいほど、食後はずっしり来る。
いなせな江戸っ子ならば、さしずめ天丼をがつっと食らって、
食後は隅田川の土手っ原で寝ていたのではないのだろうか?
と思わせる粋な天丼であった。
posted by 蚯蚓仙人 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 三ノ輪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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