吾輩は蚯蚓である。夜を昼を様々な街に縦横無尽に出没するたくましい生き物である。
根っからの外食好き"蚯蚓"の食生態フードダイアリー。

2005年05月20日

東日本橋(中華)〜松の実の香ばしい担々麺

本日も美味しい担々麺を求めて、中華料理店に入り候。

東日本橋駅の馬喰横山寄りの階段を上るとすぐの中華料理屋である。
人形町界隈では今ひとつぴんと来る店が見つけられず、
げんなり気味の蚯蚓も今度こそと思って、店のお奨めの塩ラーメンのかわりに、
担々麺を発注。程なくして麺が来た。

よく見かけるものより一回りぷっくりとした松の実はこんがりと良い色に
空炒りされて、香ばしい香りを放っている。
早速一口頂くと白葱の香りがほんわりときつつ、胡麻の香り。
麺を噛むと松の実の香りがしっかりときて、さらにその実の甘味と麺の甘味が
一層強く感じてなかなか美味しい。

スープが魚出汁っぽさも若干あるせいなのか、
ベーシックな担々麺とは辛味の中の味わいが少々異なり、そこに良質の松の実の
香ばしい香りと甘味が来てストレートな細麺が非常に進む。
小松菜も冬の濃い緑の味がぐっときてこれも麺の味わいのよさに一花添える。

肉はあまりいじらず炒めたベーシックなものであるが、
胡麻はもちろんのこと、松の実や葱等の香りがしっかり起ってきて
始終飽きることなく心地よく頂ける。

一見すると比較的普通の中華料理屋で料理は少々塩の強い傾向があるのだが、
担々麺に関しては独自の香りのバランスが心地よい一品であった。
半ば諦め気味の蚯蚓であったが、もうしばらく根気良く担々麺の経験をつもうと感じた
今日この頃であった。

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2005年05月14日

東日本橋 (中華) 〜担々麺の違い

本日昼に、知人からなかなか美味しいという話を聞いて東日本橋と
浅草橋の中間に位置する創作中華料理屋に担々麺を食しに出向き候。

長期休暇中、山口県でしっかりとした食事をしている反動か、
妙に麺類を食べたくなる今日この頃である。
浅草橋の交差点の両国側にこの店はあり、1階は甘味や惣菜の持ち帰り、
2階は食事をする広いスペースがある。

店に入り早速担々麺を発注、本日は昼の日替わり定食が担々麺ということもあり、
スピーディな上に小炒飯や杏仁豆腐が付いてきた。

東日本橋 担々麺.gif

この店の担々麺は上に飾り程度にひき肉をのせて、
お茶を濁すよくある担々麺とは異なり、
ふんだんにひき肉を用いており、その旨味がスープのベースに
通常以上に重要な役割を果たしているのが特徴の一つのように感じる。

またその肉にあらかじめ胡麻の風味が練りこまれているかのようで、
芝麻醤のような胡麻ダレをスープそのものに溶かし込んで表面が黄土色になるタイプの
オーソドックスなものとは一線を画している。
さらにこれにとろみが付いており、ひき肉や上述のスープがふんだんに細麺に絡みつき、
一種独特の味を呈する。
辛味は胡麻油で作ったラー油のような香り高い赤い表層部分以外に、
粗く刻んだ唐辛子が入っていて、これもとろみの付いたスープによって、
細麺に絡まる為、これを口に含むとストレートな辛味に襲われるのだが、
その辛味のせいもあって細麺の甘味が噛むほどにじわりと出てきて、
辛くてしんどいながらもその間に垣間見る甘味や旨味が際立って、
これがやみつきになるポイントとなる。

従って〆の杏仁豆腐は甘味が相当強く感じてしまうのだが、舌休めにはうってつけで、
それと惜しみなく飲めるお茶で舌を癒して食後を迎える事ができる。

担々麺もラーメンの如く店の個性を反映させる一品である事を改めて感じさせられた。
最近麺類を欲する蚯蚓としては、しばらく他店の担々麺も追いかけたいところである。


このお店の場所
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2005年02月16日

人形町 〜気遣う心、粋な心で握る寿司 (寿司)

昼間に行った薬研堀の寿司屋で本日握りを食らい候。

常連思しき客が既にカウンターで、
焼酎と寿司をつまんで、引っ掛けている。
蚯蚓は数回ほどしか足を運んでいない一間客であるが、
主人はしっかり客を覚えていた。
軽く喉を潤して、早速握りを発注。

握る仕事が実に美しく、次々とカウンターの客に寿司を握るのだが、
そのいろんな客の注文をたった一人でこなす合間に、いかにも「寿司屋」
といった話しっぷりが冴える。
寿司屋が話し上手なのは、注文から握りが出る間に客を飽きさせない
心遣いなのだろうか。

それにしてもどれも旨い。
イカは歯ごたえよく、甘みも旨みも強く、
貝も見事で見た目にも美味い。
凛とした姿勢の貝をさっと握って、出してくれる。
鰤も口にするとトロのような甘みも旨みも感じられる。
また、ここの穴子は絶品。
ツメが甘みとは違う深い旨みと共に炙った穴子の香ばしい香りが乗ってきて、実に旨い。

出されるもの全てが実に気分良くいただける。
話しついでに浅草など他の店の話を聞いたところ、
浅草の昔有名だった頃の主人(現在は残念ながら他界)が師匠とのこと。
日本橋とは関係がないようである。
浅草橋については、話も余り出なかった。

最近蚯蚓が美味しいと人づてに聞いて食べる寿司は、
小ぶりでまとまった、どちらかというと繊細な寿司が多いが、
この店はしっかりとした江戸前寿司で頑なに師匠の教えを追及する、
粋でありつつ、旨いと思える店である。
ということもあり、今回野暮な写真撮影は割愛。
寿司ばかりは食す瞬間を逃さず、握り手の気持ちごといただきたい。
幸福な満腹感のみならず、気分も高揚する蚯蚓の中での名店である。
posted by 蚯蚓仙人 at 00:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本橋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月08日

東日本橋 〜一見店のない街こそ名店あり! (居酒屋)

本日この街が、沈黙し始める時刻に沈黙し始める時刻に
一杯引っ掛け候。

赤提灯にときめく一杯飲みや好きであれば、
必ずといって良いほど持っているであろう自分だけの
「とっておきの店」。

蚯蚓のとっておきの一つに最近なっているのがこの店である。
薬研堀(やげんぼり)不動尊近くの中学校横にぽつんと一軒、
一杯飲み屋がある。
人形町と小伝馬町の間にある”半屋台”のおでんやの人の話を頼りに
行ってみた店である。

腰は曲がっていないもののおばあさんと呼ぶにふさわしい年回りの
テレビ好きおかんが二人。
一人は口の良くまわる接客上手のおかん。
もう一人は無口だけど背中で話が聞けてよく働くおかん。
このコンビは二人で一人の理想の飲み屋のおかあさんである。
接客上手の方のおかんは、人と店に来るとなんだか、申し訳ない気持ちになるくらい
よく話すのだがついつい聞いてしまう。

そんな店にもう暖簾をしまえば店じまいの7割も終えたという頃に、
店の戸をあけてしまった。
「終いですよね、、、。」と声を掛けたが、
「ちょっとでいいなら。食べるの?お腹すいてる?」
その一言は乾いた心の日だからこそここで一杯ひっかけて帰りたい
蚯蚓の緊張をほぐす。

「申し訳ない」と言いつつ何を頼むか悩んでいるところで、
「どんなのがいい?」とすかさず聞いてくれる。
すぐ出来るであろうポテトサラダとレモンサワーを発注。
山盛りが嬉しいし、何より旨い。

この店は”大皿料理”とか”おふくろの味”といった今や聞き慣れたフレーズが
店の美味しさを象徴する言葉となる前から、
否、そんな言葉とは無縁に、そして自然に”おふくろのつまみ”を出す店である。
そのため、ポテトサラダ以外のつまみも無論美味しい。
外は寒いので後は煮物を発注。

この店のサワーは下町の居酒屋が良く出すどちらかというと、
悪酔いしかねない類の酒だ。
値段から察するに、煮物に使っている野菜や鶏肉もそんなに上質なものでは
ないはずだ。
なのに、この店の出す酒も肴もやさしく、そして素材の味が活きていて旨い。

おかんにきくと「築地で毎日買ってるの・・・」とはじまって、
それで一杯飲める。
精神論のまやかしに酔ったりするのを嫌う天邪鬼な蚯蚓でさえ、
心からほぐされて飲める店なのだ。

この店は、老舗一杯飲み屋を”店の味”として売り出すこともある
今日の居酒屋事情とは一線を隔した純粋な一杯飲み屋である。
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2005年01月25日

東日本橋 〜すし屋といえば粋な主人 (寿司)

本日昼に薬研堀で寿司を食らい候。

この店の名は浅草橋やら浅草、日本橋などで良く聞くのだが、
繋がりがあるのやら無いのやら全く持って謎であるが、
最近蚯蚓が訪れるこれらの街によくあるので、ついつい入ってしまう。

その何軒かある中で、この店は蚯蚓の知る限り、浅草と同様握りに期待できる店であると
感じている。
というのも、何度か昼に来てちらしを食しているのだが、
実に食べごろの魚たちをづけにして出してくれる。
朱塗りの椀に、整然と重ね並べられた魚たちは、
非常に美しく、机に醤油があるもののそれを使わずに、
づけの醤油だれだけで美味しくいただける。

東日本橋 昼すし

また、愛想が無く無言・無表情だったりする寿司屋が多い中、
ここの主人の喋りは粋で、蚯蚓の思い描く”寿司屋”の喋りをするので
居心地も良い。

残念なのはまだ昼にしかこの店を訪れていない為、
肝心の握りを食していないのだが、
昼の仕事を見る限り、夜も美味しいはずである。
また、夜に訪れた際にきちんとこの店の寿司ことを書きたいものである。
posted by 蚯蚓仙人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本橋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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