吾輩は蚯蚓である。夜を昼を様々な街に縦横無尽に出没するたくましい生き物である。
根っからの外食好き"蚯蚓"の食生態フードダイアリー。

2005年10月22日

東京・人形町(甘味)葛餅と書かぬ久寿餅とはこれ如何に

本日珍しく甘味処へ入り候。
甘味を普段食べない蚯蚓には見慣れない張り紙が、目を惹いた。
「久寿餅始まりました」とは、「くずもち」なのだろうか。

紙.gif

小腹も空いていたのと、店の扉の硝子の雰囲気が良かったことから、
入店することにした。
店には想像以上の客がいるのと、店の雰囲気が実に心地よいことに
はっとさせられる。
大きくて毎年張り替えているような白紙の障子で店横の大窓は目隠しされ、
机や椅子を見ても組んだもので、すり減った机の足には畳まれた紙が
がたつかないように差し込まれていて、何気ない心遣いが、垣間見れる。
火鉢の上の鉄瓶からは常にやんわりと湯気が立ち、
その湯で茶を出してくれるのも嬉しいところ。

周りの客は随分とあんみつを発注するので、気になったものの、
今回は「くずもち」と小声で、発注。どうやらくずもちでいいらしい。
暫くしてものが来た。
鮮やかな鶯色の粉で、きな粉のものより食指をそそる。
一口頂くと、よくあるものよりもほのかな酸味の滋味深さや
心地よい米ぬかのような香りがきてなかなか。

人形町 くずもち.gif

粉や蜜のどっしりとした甘味はやはり茶がないと蚯蚓にはしんどいところであるが、
この餅との相性はよいのが蚯蚓にも感じられる。
その名前の由縁が気になるところであったが、今回はあまりの店の居心地の良さに
途中で探求心も飛んで、ゆったりと過ごしてしまった。

人形町には色々な和菓子屋が数多くあるのだが、
店の外からもその牛皮の品良い香りが漂う「寿堂」が蚯蚓の中では
圧倒的な美味しさという印象があった。

しかしながら、甘酒横町にあるほうじ茶の店の甘味のパフェに乗っている最中の
旨さや今回の店の心地よさなど、さすが古くからある街というものを甘味から
感じずにはいられない。

不勉強であまり知識のない甘味の世界であるが、
次回この店を訪れる時は、気になる人気のあんみつを発注し、
久寿餅の名前の由来を確かめたいと思った今日この頃である。
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2005年10月15日

東京・人形町(うなぎ) 心地よく食える鰻とは

最近鰻重に魅了され気味の蚯蚓は好んで鰻重を食らうことが多い。
というのも、日本橋、人形町界隈に鰻屋が結構あるのだが、
それらはタレに店なりの工夫があったり、仕入れの鰻の性質が異なったりで、
一見すると同じに見えても、個性があり、それぞれに旨味があると
鴨南蕎麦の時のように感じたことから端を発している。

本日は人形町の比較的水天宮寄りの界隈で営む鰻屋で鰻重を頂き候。
藍色の長い暖簾は雰囲気があるが、それ以外の建物はなんとも簡素で
いささか味気がない。
しかし蚯蚓が街を徘徊中にその店から漂う香りが何とも良くて
時を見て入ったのが今日という次第である。

店は主人とちゃきちゃきっとした奥さんと若いのが一人。
早速、値頃なお重を発注。
はじめにお茶と漬け物が来た。

堅く水を切った白菜の漬け物は、相当の古漬けで旨味と酸味がひねていて心地よい。
お茶とでうっかり全て食べてしまいそうである。

そうこうすると鰻を一度タレにつけて芳ばしく焼き上げる香りが
店中を漂い始めて、そうすると奥さんがきも吸だの飯の支度を手際よくして
そこからはあっという間にお重が運ばれてくる。

人形町1丁目 鰻重.gif

早速一口。鰻重はこの一口目が普通の食事以上に心地よいのだが、
香ばしさ、程良い甘辛さ、ご飯の雰囲気のバランスがとても安心する味。
軽く山椒をふって、気持ち厚めの皮目の脂身が一層の旨味となって
どんどん頂ける。

タレを直接飯にかける店は多いのだが、ここは軽く飯にまぶすだけなので、
口が疲れにくく、また、古漬けやら、旨塩濃い肝吸いなどと平行して食べると
また一興で、最後までかっこめる。

この鰻重の魅力は素材の良さとか備長炭を使って焼くから旨いといった類とは
若干異なる印象を受ける。
勿論炭火で焼いているのだが、それよりもうなぎ専門店ならではの主人の腕がなせる、
バランスの良い鰻重で、食べ飽きない美味しさがあるように感じられる。
今後も色々な鰻屋を記事にしていきたい蚯蚓であるが、またここも時折
食べに行きたいと感じるこぢんまりとした飾らない店である。
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2005年08月01日

東京・人形町(洋食)〜コロペットとはこれ如何に?

本日昼に人形町でコロペットなる洋食を頂く。

親子丼で有名な老舗店から日本橋方向に真っ直ぐ向かうと、
その店はある。

一見すると年期の入った喫茶店であるが、
コロペットという食べ物をうたった看板やら、
「コロペットにはエバミルクを使ってあり・・・」といった薀蓄の張り紙が
蚯蚓の興味を惹き、早速入店。

中もカウンター付きの昔めいた喫茶店の雰囲気である。
メニューはハンバーグやオムライスのような洋お食もあり、
おいしそうなので気になるところではあったが、何はともあれ、
コロペットのセットを発注。
エビや豚、鳥、牛など数種類の中から、2種類を選ぶ。

しばらくしてスープなどを先に出されつつ、引き続いてメインの皿が来た。
こんもり雰囲気良く盛られた千切りきゃべつにこれまた感じよく
エビのコロペットと牛のコロペットが並べられてきた。

人形町 コロペット.gif

早速一かじりすると、クリームコロッケまで行かないクリーミーなマッシュポテトに
ぶつ切りくらいの海老の身が混ぜ込まれている感じ。
レモンをぎゅっと絞って食べると飽きずに懐かしい心地がしていただける。
牛のコロペットも完全なミンチのコロッケではなく、
薄切りにされた肉がマッシュポテトをくるんでいて、
それをコロッケ状にしたようなもの。
確かにこのクリーミーだけど、ポテトの雰囲気もある練り物が一芸あって、
揚げ物の2本立てにも関わらず、飽きずに食べる事が出来る。

ご飯や付け合せのスープはいかにも喫茶店といったものであるが、
そこは懐かしさを増長させるものと考えればそれなりにいただける。

このコロペットの雰囲気は下町の老舗の庶民の洋食の感じがあって
なかなか興味深い。
今度他のオムライスやハンバーグにも期待しつつ試してみたいところである。

この店の場所はこちら




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2005年07月13日

東京・人形町(イタリア料理) クラッシックで美味しいイタリアン

本日昼にずっと気になっていたイタリア料理を頂き候。

入り口は実にひっそりとした雰囲気で、レースのカーテンで中の店の様子が見えず、
一瞬高いだけで美味しくない店だから人が入っていないのを
誤魔化しているようにも感じ取れなくない。
とはいえ、たまに香る油の美味しい香りは間違いないと己を信じ、
意を決し重い店の扉を開け、入店。
見かけよりずっと中は広く、先日行った銀座のグランメゾンを感じさせる
風格ある店の内装にはっとした程である。

1階の客席は綺麗に着飾った日本橋人形町に見合った客でほぼ満席。
それに比べてフォーマルな格好でない飛び込みで足を運んだ蚯蚓でも
心地よく席を作り通してくれたサービスマンの粋な具合は非常に感じがよく、
この店の度量の深さを感じさせる。2階席に通され、メニューを頂く。

まず初めてということもあって、コースで頂くことにした。
あまり昼から飲む客は少ないのか、食前酒はコースの値段の割に普通価格で
思わずスプマンテを発注。
はじめに出された美味しいフランスパンと、クラッシクさを感じる
スティッククラッカーと共にスプマンテが出された。
しっかりしたスプマンテで、五臓六腑が熱くなりながら、
フランス料理のごとくに自前でアレンジしたアーモンドのような香りがするバターを
塗ったフランスパンで皿を待つ。
はじめの季節の皿は北海道産を彷彿とさせる塩味の美味しいハムや
白桃のコンポート風のもの等、実にクラッシックで丁寧な作り。

人形町 ハムなど.gif

前菜3種もフェンネルの香りのするムース状のもの、添えられたサクランボが
ビネガーに漬けたような甘酸っぱさがあって心地よいなど、
計算された美味しさが、そこはかとなく感じられる作りになっている。

人形町 さくらんぼ.gif

手長海老のパスタは特筆すべき美味しさで、よくある風味も旨味も濃厚で旨味たっぷり
といった類のソースよりは、一歩品良く仕上がっていて、
パスタを噛むほどに甘みや海老の旨味が広がっていく滋味深く、飽きない美味しさ。

人形町 スカンピパスタ.gif

メインの牛すじ肉の煮込みはクラッシックの極みであるが、
安易なワインソースというより、大地を感じる根菜の旨味が凝縮された穏やかな美味しさ。

人形町 牛筋煮込み.gif

どの品も派手な美味しさや盛りつけはではないものの、
心地よく穏やかに頂ける ある意味イタリア料理の高級な「洋食」的な皿で、
この人形町にあってしかるべき心地よい品格漂う店であった。

後日、BRUTUS「イタリアン真剣勝負」を見てこの店が90年に出来た店であったことを
知るが、最寄り駅は「人形町」か「浜町」にも関わらず、「日本橋」と記されていた。
住所で表記するのは無難であるが、この界隈は全て日本橋になってしまう。
他は住所表記でないところもあるだろうに、誤解が無いと良いが・・と、
くだらない事が気になってしまった蚯蚓であった。
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2005年05月16日

鷺沼(パン) 〜豊かな香りに誘われて

本日知人宅を尋ねるべく鷺沼で落ち合い、昼食を頂ける店を探すべく街をさまよい歩き候。
駅前ロータリーを見回す限りでは大型チェーンやファーストフードの占拠率が高い
蚯蚓のあまり好まない雰囲気が漂う街である。

そのためしばし時間をかけて駅前からすこし離れたブロックを散策。
半ば諦めかけた頃、バスの通るような大通りに面した一郭に
フランス国旗のひるがえる店を遠目で発見。
フランス料理の店だと思って近づくと、そこはパンの芳ばしい香りよろしくの
正真正銘のパンの店であった。

2階で食事が出来るとあって、下手な店より香りが既に美味しさを物語るこのパン屋での
食事のほうが充実したひとときになるであろうと瞬時に判断し、2階へ足を運んだ。

広々とした喫茶店風の2階席は家族連れが目立つ。
友人と共に昼のランチコースを発注。
もちろん、メニューは色々なパンを簡単に調理したものがメインで、
サラダかスープを選択。

蚯蚓はここの店の自慢の天然酵母パンのサンドイッチを発注。
おそらく職人でもあろう白ずくめの服を着た若い女性のスタッフが、
あまり慣れない雰囲気で接客やら給仕をこなす。しばらくしてサラダが来た。

鷺沼 サラダ.gif

スパイスの入ったハムにサイコロ状に刻まれたチーズ、ハーブなど凝ったものはなく
レタス、キュウリ、ニンジン、そこにフレンチドレッシングがかかり、
ハムの風味を除いて、実に家庭的な味。
続いてハムとチーズのサンドイッチが来た。

鷺沼 サンドイッチ.gif

はじっこを食べると、パンの表面の皮目部分が焦げる前の水分が飛んだかりかりの状態で、
チーズをパン生地に練り込んだわけでもないのだが、
薄いチーズをオーブンでカリカリに焼いたときのような芳ばしさが非常に心地よい。

また、さらに具のある方へ食べ進むと、ハムから出た肉の旨味とローリエの香り、
暖まったときに出たチーズの油分、これらがパンに程良く浸みて、
これにパンのライ麦のような穀物が持つ独特の酸味と一帯となって、
豊かな心地になる味わいと化す。
これをミントのような爽やかさを味わいのなかに持つ黒オリーブの付け合わせで
口直しをしながら頂くと結構なボリュームであるが美味しく頂ける。

このセットには最後にデザートが付くので合わせて紅茶を発注したのだが、
このデザートのカスタードが甘くなく頂けて、なかなか良い。
頂いたものといえば、サラダ、サンドイッチ、デザートといった軽食めいたものであるが、
その内容は素朴ながらも、優雅なひとときを過ごすことの出来るものであった。

鷺沼 サラダ.gif

食後に下の階でバケットを買って気づいたのだが、
どうやら下の階で購入したパンを上で頂くこともできるようである。
今度この店に来るときは、下の階でかった様々なパンを2階でコーヒーでも頂きながら、
食べ比べてみたいところである。
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2005年04月24日

表参道 〜表参道で一杯ひっかけ気分を味わうならば(うどん)

本日人の薦めで表参道のうどん、そば屋に足を運び候。
深夜までやっているこの店であるが、中にはいると夜遅くだというのに満席である。
日本酒に合うつまみが豊富で、ぬたや出汁巻き、板わさ、そら豆を発注。
つぎつぎと料理が運ばれてきた。

参道 つまみ.gif

ぬたはおそらく酢みそからきちんと作られていて、
卵っぽさをほどよく感じて素朴で美味しい。
出汁巻きは関西風と関東風二種類あり、関西風を頂いたが、
こちらもなかなか卵の美味しさを感じる一品。
印象的なのはにしんの焼き魚で、身がしっかりしつつ脂ののったニシンを
ほっくりとジューシーに頂けて、これが日本酒と実に良くあって美味しい。

参道 ぬた.gif

〆はうどんを発注したのだが、きしめんのような平べったい麺で、
つやは申し分ないが、いささかコシの弱さを感じて
原因がゆで具合なのか、麺そのものなのか歯がゆい気持ちになった。

参道 うどん.gif

特筆すべきはこの店の主人で、通勤客はそろそろ終電を気にし始めるような時間に出勤し、
早速と言っていいほどに店に入ったかと思うと常連の客席に一緒に腰掛けて、
和気藹々と輪に交ざって話し込む。
かと思ったら、別の席へもはせ参じ、またもや話し込んでいる始末。
無精と言うよりはそういったアットホームな接客するおやじがなんとも印象的である。

表参道という街にもこういった飲んべえに優しい店があるというのはなかなか面白い。
皿の作りが4人で分けると色々楽しめるボリュームがあるものが多いので、
何人かで訪れて、和気藹々と朝までたのしむのに良い店と思われる。
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2005年04月06日

人形町 〜パンの役割が解るバーガー (ハンバーガー)

本日昼に人形町にてハンバーガーを食す。

人形町という街柄からはあまり連想されない赤が印象的な
ハードロックカフェ調の店構えのこのお店はハンバーガーの専門店である。

ハンバーガーということもあって、夜は比較的すいているのだが、
昼は地元のサラリーマンで一杯となる。
早速、ベーシックなハンバーガーを発注。
厨房は2人で回しているようであるが、ファーストフードというには難儀なほどの
タイミングでハンバーガーが来た。

人形町 ハンバーガー.gif

一口食べると粗挽き胡椒が効いたスパイシーな牛肉の味が先ずきて、
しっかり焼かれたパンは上に降りかかっているゴマがかりっと焼かれており、
ゴマの香ばしさがしっかり来てその香ばしさと、肉の旨味とスパイシーなしっかりした感じが
凛々しくてよい。

さらにはむっとほおばると、そのスパイシーな味と
酸味の少ないアメリカンなマヨネーズソースが混ざって
一口目よりまろやかで噛むほどに旨味が来てよい。
マクドナルドのハンバーガーよりずっと背の高いハンバーガーであるが、
食べるうちにそのくらいの厚みになり、
そのころになるとパンが肉汁を程よく含んでいて、
さくっとした表面の食感後に、肉の旨味が来て不思議とこの瞬間に
ハンバーガーの美味しさを感じる。
全体のおぼろげな印象としてはモスバーガーやフレッシュネスバーガーのような
トマトやたまねぎの効いたソースが牽引役というより、
肉のスパイシー感で食べさせるといった印象が強い。

佐世保バーガーなど、じわりじわりとチェーン以外のハンバーガーが
東京に進出していることもあり、
機会があれば、もっと色々なハンバーガーの食べ比べもしてみたいところである。

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2005年04月04日

人形町 〜心地よく頂けるベーシックなシチュー (シチュー)

本日夜、人形町にてシチューを頂き候。
人形町駅A4出口を出て、大通りより一本中に入った道をはこぢんまりとしたたたずまい。
茶色が印象的なアンティークな雰囲気を漂わせる内装で、
客席数は20も満たない落ち着いた雰囲気。
メニューはタンシチュー、ビーフシチュー、ハヤシライスなど
ドミグラスソースを使ったものがぽつぽつ。
本日タン入荷がないためタンシチューは「お休み」とのこと、
そのためビーフシチューを発注。

瓶ビールが1本開く結構時間の経った頃、底の深い土鍋風の器に入ったシチューが来た。
大きく面をしっかり取ってある人参、じゃが芋、いんげん、里芋等、
ごろっとした野菜と牛肉の入ったこのシチューは、
スープを飲むとトマトをほのかに感じるベーシックな味わいがしっかり来て、
煮込んで煮込み倒してほろ苦い旨味を含んだ奥深さが前に来る濃厚な味と言うよりは
野菜の旨味がしっかり凝縮されて出来た、だけどさらりとしすぎてもいない
最も平均的な旨味といった味わい。

人形町 シチュー.gif

このようなシチューだと肉や先述の野菜は別に仕込まれて、最後で合わせるため、
肉の始末が甘かったり、合わせてからの煮込みの時間が短かったりして
スープとの融合感に欠けてちぐはぐな皿を仕上げとして出す店もあるのだが、
待たせる最大限の時間まで粘って煮込んでいるようで、
肉とスープのまみれ具合は良く、美味しい。
野菜は敢えて野菜の味を活かそうとしているのか、食べると野菜はスープより
その素材の味が先にくる。

ごはんや合わせのサラダが丁寧に作られていることのみならず、
定番メニューが出せない表現を柔らかい言葉で伝えたり、出てきたシチューの器の雰囲気、
落ち着いた店の内装など、そこかしこに気張らず心地よく食事を頂ける要素が嫌みなく
この店には存在している。

また、今度きちんとした皿で発注した際に特筆したいと感じたのが、ロールキャベツである。
今回単品で発注したロールキャベツはシチューが標準的に美味しいとすると、
標準よりも一歩前に出た美味しさを持つといえる。

人形町 ロールキャベツ.gif

ここまで標準的な味わいを出されると、いささか新しい感覚の美味しさ発見という観点では
物足りなさもあるが、ロールキャベツの一歩前に出た美味しさなどを考慮すると、
丁寧に色々なメニューを味わってみたくなるお店であった。
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2005年03月27日

人形町 〜さらりとした甘味のトマトが美味しい店(イタリアン)

本日人形町にてパスタを食す。

人形町交差点にあるカフェの裏手の路地を少し歩いた半地下にこの店はある。
人形町ではイタリア料理で記事にしたくなるような店が正直発見できておらず、
目下探索中である。
店に出ている看板から察するに本格的までは行かないけれど、
美味しいと良いなという期待と、千歳烏山のように美味しいグラスワインを飲める店を
探しているという2点で入ってみた。

アマトリチャーナがあるということで、早速発注。程なくして、皿が来た。
アマトリチャーナというと、塩漬け肉の風味から始まって云々、というところだが、
肉は薄塩のおいしいベーコンで、パスタもデチェコの太めの乾麺を使っているような印象を受ける。
しかし、皿から来る最初の香りが実によい。
一口食べると唐辛子の辛さではなく冷たい良い香りが印象的である。
それが、よくあるしっかりと煮込んで濃厚にした奥深い方向のソースとも異なるし、
フレッシュなトマトの酸味を利かせて風味に層を持たせているのとも異なり、
もともとトマトのもつさらりとした甘みがストレートに美味しく出ているように感じて、
また胡椒が強めではあるものの全体をひきしめるのに良い役割を果たしていて、実に旨い。

人形町 パスタ.gif

トマトのサラダも発注したが、やはりこのトマトも美味しいし、
周りの葉物も酸味でさっぱりとというより、甘みが程良く美味しい甘酸っぱい
ドレッシングでまとまっている。

人形町 トマトサラダ.gif

カフェ風のこのお店は、本格的なワインやパスタの店ではないが、
このトマト扱いの良さなど味のまとめ具合がうまく、
内装だけきれいな店とは一線を隔した店で、今度は他の料理も気軽に食べに行きたいところである。

地図はこちらをご覧下さい
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2005年03月12日

人形町 〜緑茶の店かと思いきやほうじ茶の店 (喫茶)

本日人形町を散歩中にほうじ茶屋の営む喫茶で一休み候。

人形町のメイン通り、甘酒横町の筋。駅からほど近いところにその店はある。
休日ともなると明治座からの帰りの客でにぎわうこの通りであるが、
つい数ヶ月前からこのお茶の店が喫茶を2階で始めたのである。

気になって喫茶に入ることにして、その前にどんな茶葉が売っているのか1階を見回すと、
この店はほうじ茶が得意な店のようで、産地別やこの店オリジナルのほうじ茶など
手頃な値段のものから高価なものまで取りそろえてある。

2階の喫茶へいくと、ほうじ茶は勿論抹茶のものも取りそろえてあり、甘味も充実。
メニューの豊富さに迷いつつも、団子とほうじ茶がセットになったものとわらび餅を発注。

ほうじ茶であるが香りが程良く香ばしく、それでいてフルーティーな新鮮みのある香りが
わずかにして実に美味しい。
また、団子も見た目に楽しく、それぞれ美味しくいただける。

人形町 ほうじ茶.gif

わらび餅に関しては見た目は当然に美しく、また普通のわらび餅よりも舌触りが
なめらかでいながらコシがあって美味しい。

人形町 くず餅.gif

甘味があまり得意でない蚯蚓であるが、お茶も美味しくいただけるこの喫茶は
今後も散歩の一休みの際に愛用していきたいと思わせる店である。
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2005年03月10日

人形町 〜ジビエな鳥と旨い鳥 (地鶏)

本日夜に地鶏を食す。

この店は甘酒横町から2,3本小伝馬町寄りの筋にある店なのだが、半年くらい前から開いた新店である。
宮崎の地鶏と焼酎が美味しい店というからには宮崎出身の人が営んでいるのかと思って、
焼酎が気になって入ってみた。

男性一人とそのお母さん風の方、バイトの女の子の計3人でカウンター中心の店をまわしているようで、
店の広さに対し、この人数ということで、手際はあまり良さそうにない印象を始め受けた。

とりあえず、ビールと地鶏の鉄板焼きを発注する。
この店が面白いのは、地鶏を”宮崎地鶏”と”日向地鶏”の2種揃えているところである。
この2種を半分ずつ発注することが出来ると言うことで、鉄板焼きはそのようにして発注。
お店の人はなかなか親切である。

柚子胡椒の香りがよいお通しをつまむ間に、地鶏の焼いたものが来た。
宮崎地鶏は肉自体に甘い肉の旨味があって美味しい。

人形町 宮崎地鶏.gif

これに対し、日向地鶏は宮崎地鶏に比べて肉の弾力が強いのだが、
噛めば噛むほどにほんのりと野生の旨味が出てきて、これとビールやら焼酎がよく合う。
この日向地鶏にはかなりこだわりがあるらしく、
仕入れの際、鳥を育てる農家を時期によって変えたりしているそうだ。
更に、レバーの串焼きを発注したが、美味しい焼鳥屋のレバーを凌駕する
口溶け感と甘みと美味さがあってこれだけを食べに来る価値があるような気持ちになる。

人形町 日向地鶏.gif

話をするとこの店の人たちは宮崎の出身ということもなく、3人ともここの界隈の人間で、
この店は最近できた店であるとか、ここの人は馴染みだとか本当にこの町をよく知っている。
またバイトの女の子は実は甘酒横町の有名な居酒屋の愛娘で、
その酒の肴の話などでも非常に楽しく話が出来た。

そんな店の人との地元の会話を愉しみつつ、リーズナブルに美味しい鳥を堪能できる店を
人形町で初めて知ったこともあり、今後も足を運んでみたいと思う。
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2005年02月24日

人形町 〜洋食のこころ (洋食)

本日昼にて洋食を食す。

人形町の親子丼で有名な店より程近い、こちらも代々店を構える老舗の洋食屋。
この街の洋食屋には裏切られ気味のミミズであるが、
しぶとい生き物なので、ついつい新たな洋食屋へ入ってしまう。

入ると洋食というよりは学生食堂の雰囲気が一瞬するが、
代々この店が洋食屋を営んできたことが書かれた看板などで
やはり老舗の洋食屋なんだと認識する。

メニューは意外に多く目移りするので、まずは初心者らしくミックスを発注。
ほどなく盛り合わせが来た。
一口食べると油の香りが甘く、実に旨い。

人形町 洋食

この立地でこの味とこの値段には充分満足がいった。
この店のモットーは「気取らず美味く(うまく)」である。
”味じまん””老舗の味”とのぼりやカンバンに
これらの言葉をインテリアとして使う店は多いが、この店はちがう。
言葉を店の飾りとするのではなく、店の訓示として味に反映しているのだ。

味を全く変えずに、また、今の世の中に合った価格で、
食べ手の満足感を得る事はおそらく洋食というジャンルは
難しい時代であると蚯蚓は思う。
そのような中、店の心意気を受け継いで、味に込める、
その難しさに一つの答えを出せている店であった。
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2005年02月02日

人形町にて 〜グリル!ハンバーグを食す

本日早い夜にてハンバーグを食す。

’グリル’という言葉が似合いそうな雰囲気のこの店は、
ステーキなども楽しめそうな店である。
とはいえ、蚯蚓は洋食めいたものをマイブームとして人形町を現在徘徊中であるため、
ハンバーグを発注。
コースのようなものもあったが、余分に色々食べたい気分でなかった為、
ハンバーグとパンを単品で頼んだ。

店内はこぎれいで、主人一人で調理をこなし、奥さんと思われる女性がホールを担当。
ワインにこだわりがありそうなことに気付きグラスの赤を発注。
ただし、グラスの形状まで変えて出すほどまでのこだわりようではないが、
ワインを大事にしている印象は受けた。

パンが来た。普段みみずはハンバーグにはご飯を合わせて発注する事が多いが、
この店はかつサンドが開店からずっと変わらない、、とうたい大切にしている為、
ならばパンを発注してみようと言うことで、パンというかトーストを発注した。

ハンバーグが来た。まず目を奪われたのが付け合わせだ。
ポテトサラダはきれいな白色で、キャベツなども非常にきれいな千切りだ。
繊細な味付けで、なかなか美味しい。
ハンバーグ自体は期待ほどの肉汁感がないのが残念で、おそらく目玉焼きもいらない
と思うが、なかなか。

人形町 グリルバーグ

パンがうまく、かつサンド食べてみたいとハンバーグを食べながら思ってしまうのだから、我ながらタチが悪いが、次回来た際はかつサンドを迷わず発注してみたいと思った。
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2005年01月12日

人形町にて 〜理想の洋食を求めて (ハンバーグ)

本日小寒の日、昼間ハンバーグを食らう。
人形町のランチは(オフィス街は何処もそうだろうが)
休み時間では行ききれないのでは?
と、不安になりつつもついつい並んでしまう、行列のできる店がある。

この街の好みの店を探すにあたり、夜はともかく昼探す場合、
土日ありつくことのできない店をピックアップして色々侵食して行こうと考えている。
今回は人形町交差点から程近い、喫茶店風とも洋食屋風ともいえる店をロックオン。
850円日替わりランチ「ハンバーグセット」を発注。
おそらく、本日の昼はこれのみ。
15人程度が限界であろう店は満席で、ピーク時は行列が出来る。

余談だが、人形町には洋食屋が多く、中でもメニューで目立つのが「コキール」。
人形町の様々な洋食屋に足を運び、「ホタテのコキール」「海老のコキール」
を試してみたい。

まず濃茶のカラメル色のコンソメスープがカップで出てきた。
濃厚なコンソメ味とスパイシーな胡椒で空腹感が早速ちょっと満たされる。
続いてハンバーグ、ライスが出てきた。
上品に切って食べるより、大きく切って酸味の利いたトマトソースをたっぷりつけて、
はむっと食べるとおいしく感じる。
洋食よりは家庭的が似合うが肉のキメ細かな感じは洋食ともいえ、
ともかくその中間的な位置に属するハンバーグである。

人形町 ハンバーグ

また、絶対食べに来たい!とまでは言いがたいが、
コキール料理を夜にチェックしには来てみたくなる気になる店であった。
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