吾輩は蚯蚓である。夜を昼を様々な街に縦横無尽に出没するたくましい生き物である。
根っからの外食好き"蚯蚓"の食生態フードダイアリー。

2005年06月28日

淡路町(洋食屋) 〜薫香漂う日本家屋を改装した店

本日神田の有名蕎麦屋の界隈を徘徊している折、見つけた店に立ち寄り候。
有名蕎麦屋は店じまいの時分に明かりが灯っているため、
目に留まった次第である。

1階はカウンターとバーのような背の高い椅子のテーブル席。
急な木製の階段を上ると仕切りが比較的しっかりとし、個室の如くに利用できる
テーブル席が数個ある。
印象的なのは薄暗い落ち着いた照明のこの店じゅうに、お香のように薫香が漂っており、
それで一杯ビールが飲めそうな心地になる。

メニューは肉系の洋食めいたものが得意なようで、その他燻製のメニューをそろえている。
酒はワインリストがあるが、その他焼酎なども発注できるようである。

ビールとこの店オリジナルのたくあんと燻製卵のポテトサラダ、
燻製盛り合わせ、ハンバーグを発注。
程なくして皿が来た。

ポテトサラダは感じのよい和風のとり皿と共に出され、
頂くと、薫香とスパイシーな胡椒の風味、たくあんの甘っ辛さが
なかなか面白い一品。

燻製盛り合わせは、鴨肉がしっかりとした薫香に負けない濃厚な味わいを持っており、
しっかりとした中でのバランスが実に良く美味しい。
表面が揚げ煎の香ばしさとそこに薫香のする餅の燻製は珍品。
ベーコンは脂の元の風味がこの店の燻製チップと今ひとつ合っていないせいか、
相乗効果は感じられないがビールが美味しくなる定番的な美味しさ。

淡路町 燻製盛り合わせ.gif

ベーシックなデミグラスソースが嬉しいハンバーグは、
筋が入っていたり、ひいた肉というより肉を細かく刻んだような食感のする、
噛むほどに美味しさを増す作りが印象的。

淡路町 ハンバーグ.gif

この神田〜日本橋界隈では旧日本家屋を改築し、
そこで料理屋をはじめるという店が増えだしたように思われる。
まだ入ってはいないが、日本橋高島屋裏の穴子専門店や
先程オープンしたてで次に尋ねた折に記事にしようと思っている新富町の店など、
徘徊時に数件気になったところがあるので、
今後その類の店を色々記事にしていければと思う。

この店の場所はこちら
posted by 蚯蚓仙人 at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 淡路町 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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