珍しく記事にした次第である。
この店、大きなガラス張りで木漏れ日の差し込む感じの良い広い店内の割に、
あまり客入りがよろしくない様子で、逆にそれが一休みには居心地が良いだろうと思って
入店した次第である。
サービスマンというよりは、サーファーやホストを何故か連想してしまう、
食品を扱うという類の仕事の割には長髪のサービスマンがメニューを持ってきた。
メニューはダージリンとフレーバーティーで大別されており、
ダージリンのみで5種類以上あるあたりは、専門店の雰囲気なのだが、
「青い瞳の〜」など、メニューの名前のつけ方が、軟派な印象で、
いささか不安に駆られた。
とはいえ、メニューとともに出された水は口あたりの丸い印象の美味しい水で、
期待と不安と共に比較的良いクラスのダージリンを発注。
程なくして紅茶が来た。
「砂糖、ミルク等は紅茶の香りをたのしんででいただく為にお付けしません」
といった旨の通り、足して入れるものは一切なく、ポットには既に茶葉のない状態で、
運ばれてきた。
早速ティーカップに注ぎ、一口頂くと、茶葉のよく舌に残る渋みがなく、
ふんわりとティーカップから溢れる香りが心地よく、飲むとまろみのある
実にふくよかな広がる風味で、喉に甘味のような旨さが残る。
この美味しさがはじめだけでなく、始終続く実に美味しい紅茶である。

これで辺りに人気もなくのんびりと紅茶を頂けるとあって、
1ポット1000円という値段以上の心地よいひと時を過ごすことが出来た。
そのサーファー様のサービスマンに尋ねると、鎌倉の紅茶の店の茶葉を取り寄せて、
出しているとのこと。
しかもそのサービスマン曰く、ここで飲むより全然美味しいというのだから、
なんとも興味が湧いて仕方がない。
「ここで飲むより美味しい」と言い切るサービスマンのサービスは、
あまりに商売っ気に欠けた正直な答えで、いささか気になったが、
その真意を確かめに鎌倉に足を運びたくなった徘徊時の収穫であった。
多分私が春に行ったお店だと思います
もう一度行ってみたいのですが、どうしても場所がわかりません
近くにあった建物でも通りでもいいので教えてください
コメント有り難うございます。
お問い合わせのお店ですが、
蚯蚓も気になり調べました。
「いちこし」で、
銀座7丁目の並木通り沿いです。
住所は 中央区銀座7−5−10です。
鎌倉の茶葉のお店の手法を踏襲しているそうで、
その辺りについてはある程度情報がたまり次第
記事に致しますので楽しみにして下さい。
また、お店の感想をコメントで
およせいただければ幸いです。
さて、計良が言った「鎌倉」のほうが美味しいと言うのは少し当っておりますが、銀座いちこしも大分美味く淹れれるようになり(但し、茶葉により)銀座では飲めない紅茶の味を出しているのではないかと、思っております。
当方、店と言える代物ではございませんが、是非鎌倉を
徘徊される際には、お立ち寄りくださいませ。
ご代表直々のコメントありがとうございます。
素人のたはごとに温かいお言葉恐縮です。
鎌倉には概ね食事目当てで足を運んでおりましたが、
楽しみがまた一つ増えました。
お言葉に甘えて鎌倉へ足を運ぶ折に、
是非お伺いしたいと思います。
銀座で頂いた紅茶のような優雅な一杯には
及びませんが、外食心を喚起する記事を
投稿するよう精進いたしますので、
今後とも宜しくご愛読下さい。
記事の表現には出来る限りの注意を払って
状況を簡潔に伝える言葉を使用しておりますが、
計良様ご本人の中傷および
お店の雰囲気を損なうことに
相当するような際どい言いまわしをしてしまい、
大変申し分けございません。
計良様もしくはご代表様のご判断によっては、
記事の内容を一部修正することも
考えておりますので、ご一考いただきますよう
お願いいたします。