吾輩は蚯蚓である。夜を昼を様々な街に縦横無尽に出没するたくましい生き物である。
根っからの外食好き"蚯蚓"の食生態フードダイアリー。

2005年03月10日

人形町 〜ジビエな鳥と旨い鳥 (地鶏)

本日夜に地鶏を食す。

この店は甘酒横町から2,3本小伝馬町寄りの筋にある店なのだが、半年くらい前から開いた新店である。
宮崎の地鶏と焼酎が美味しい店というからには宮崎出身の人が営んでいるのかと思って、
焼酎が気になって入ってみた。

男性一人とそのお母さん風の方、バイトの女の子の計3人でカウンター中心の店をまわしているようで、
店の広さに対し、この人数ということで、手際はあまり良さそうにない印象を始め受けた。

とりあえず、ビールと地鶏の鉄板焼きを発注する。
この店が面白いのは、地鶏を”宮崎地鶏”と”日向地鶏”の2種揃えているところである。
この2種を半分ずつ発注することが出来ると言うことで、鉄板焼きはそのようにして発注。
お店の人はなかなか親切である。

柚子胡椒の香りがよいお通しをつまむ間に、地鶏の焼いたものが来た。
宮崎地鶏は肉自体に甘い肉の旨味があって美味しい。

人形町 宮崎地鶏.gif

これに対し、日向地鶏は宮崎地鶏に比べて肉の弾力が強いのだが、
噛めば噛むほどにほんのりと野生の旨味が出てきて、これとビールやら焼酎がよく合う。
この日向地鶏にはかなりこだわりがあるらしく、
仕入れの際、鳥を育てる農家を時期によって変えたりしているそうだ。
更に、レバーの串焼きを発注したが、美味しい焼鳥屋のレバーを凌駕する
口溶け感と甘みと美味さがあってこれだけを食べに来る価値があるような気持ちになる。

人形町 日向地鶏.gif

話をするとこの店の人たちは宮崎の出身ということもなく、3人ともここの界隈の人間で、
この店は最近できた店であるとか、ここの人は馴染みだとか本当にこの町をよく知っている。
またバイトの女の子は実は甘酒横町の有名な居酒屋の愛娘で、
その酒の肴の話などでも非常に楽しく話が出来た。

そんな店の人との地元の会話を愉しみつつ、リーズナブルに美味しい鳥を堪能できる店を
人形町で初めて知ったこともあり、今後も足を運んでみたいと思う。
posted by 蚯蚓仙人 at 19:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 人形町 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めて開いたサイトで、1発目の話題が地元宮崎の地鶏という偶然にまずびっくりしました。養鶏場直営の販売店も近所に数件あるのでよく買ってきて、だれやめ(晩酌)のあて(つまみ)にしています。もちろん飲むのは焼酎黒霧島20度!素焼きの茶碗になみなみと注いで一口飲んじゃ食べ、又一口飲んじゃ食べ・・・一日の疲れがス〜ッととれて、まさに至福のときであります。柑橘類(レモン・カボス等)を絞ってもいいですね。このコーナー填りそうです。
Posted by かじゃ at 2005年03月12日 06:13
かじゃさん書き込み有り難うございます。
鳥肉についてはこれからも色々な記事を書く予定ですので、
よろしくお願いします。
焼き鳥屋が一番美味しい鶏肉を扱うというイメージは、
最近蚯蚓の中では崩れつつあります。
肉のジューシーさの意識が薄いお店が多いように感じます。
それはそれで美味しいのですが。
だからこそ食べ歩きはたのしいですね。
Posted by 蚯蚓仙人 at 2005年03月29日 22:20
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