吾輩は蚯蚓である。夜を昼を様々な街に縦横無尽に出没するたくましい生き物である。
根っからの外食好き"蚯蚓"の食生態フードダイアリー。

2005年07月30日

東京・二子玉川(モロッコ料理)〜水タバコで至福のひと時を

本日昼に水タバコを求め、この店へはせ参じ候。

モロッコ料理を食べてみたくて以前この店を訪れた。
その折、水タバコなるものを発見し、試してみるとタバコを嗜めない
蚯蚓も心地よく愉しめたため、それ以来これを目当てにこの店へ
行くようになったのである。

早速ランチプレートと共に水タバコを発注。
ランチプレートにつくクスクスは胡瓜等の野菜が程よく入ったサラダ風の美味しさ。
食後のコーヒーと洒落込みたいところであるが、
本日は水タバコでゆったりと食後のひと時を過ごす。

二子玉 クスクス.gif

食べ終わりを見計らって、モロッコ人と思しき外国人のボーイが
タイミングよく燻した水タバコのためのセットを持ってきてくれ、
1〜2回ふかして渡してくれる。

二子玉 水タバコ.gif

テーブルの高さほどある水タバコの器具は、一番上にスモークするための
炭火があり、アルミ箔を介して、中のフレーバー煙草を燻す。
その煙を下のひょうたん様に膨らんだ部分に水が入っており、そこを介して、
パイプから吸うため、水がフィルターの役割を果たし、
心地よいフレーバースモークを吸っている感覚になる。

ゆっくり吸うとこぽこぽと水が音を立て、それと共にフレーバーの
煙たくない煙が肺に向かい、煙をふっと出すと心地よい深呼吸をしたような
感覚があって心が休まる。

これを始めると煙を吸っているせいか、喉が渇くので、水をもらいつつ、
ゆったりと吸う。心地よいこの水タバコを堪能すると、時間が経つのを忘れてしまい、
気づくと軽く1時間は吸ってしまう。

一人でもよし、複数でちょっとずつ楽しむもよしの値段の割りに
得られるリラックス感がたっぷりの嗜好品である。
タバコが苦手な蚯蚓でも心地よく愉しめるため、時間のゆとりのある際に、
またこの店を訪れて至福のひと時を過ごしたいと思う。


この店の場所はこちら





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2005年07月17日

東京・銀座(洋食) 〜旨い洋食屋探訪の行方

本日銀座の洋食屋へ人と連れだって足を運び候。
蚯蚓の思い描く洋食を出す店を求めて、人形町の洋食屋を色々食べ歩いてみたものの、
老舗の店構えに甘えを感じざるを得ない店が多く、
グラタンやシチューで有名な洋食を頂いた東銀座を過ぎて
いよいよ銀座へ到来してしまった。

洋食は店の雰囲気が重要な、過去の庶民的ななつかしさだけの味なのか、
それとも今も残るには訳のある旨さがあって現在に至るのか、
蚯蚓の疑問は解けぬまま、銀座の名だたる店を食べ歩いてみようと思った次第である。

銀座三越裏の洋食店である。
真夏ではあるものの店のあらゆる窓を全開にして風を通し、爽やかな心地のする店である。
通された2階席もツタが店に入り込んでいたりと実に自然体で、
雰囲気は文明開化よろしくの鹿鳴館を彷彿とさせる。
メニューはやはり銀座価格で躊躇するところもあるが、
定番のビーフシチューやカニコロッケ、グラタンをカルトで発注。
サラダもあわせて発注した。

銀座 つた.gif

カニコロッケはさらりとした衣に程良く入ったカニの身が心地よい
しっかりしたホワイトソースが定番を思わせる味わい。
タルタルソースも手作り感があって暖かみがある。
ビーフシチューも肉の軟らかいバランスのとれた旨味が印象的。

童心に返る心地のするグラタンは銀のコキールに盛られ、
表面が一瞬東銀座のグラタンを彷彿とさせる甘味をほのかに感じる。
またコキールに敷かれた米の食感やら美味しさがホワイトソースに絡んで来て、
日本人にはたまらない絶対うまいと思わせる黄金の組み合わせとして
ついつい食べてしまう一品。

銀座 グラタン.gif

ワインがブドウジュースのようで古風でうまいなど、
頑なにむかしの味わいを守っているのかもしれないが、
正直値段の割にうまかったとは言い難い。
ひょっとしたら、その日お勧めであったエビフライなどが
定番より美味しかったのかもしれないが、定かでない。
これはまた機会のあるときに、追記する必要があると感じている。

またサービスマンの表情乏しい雰囲気はなんとも心ぐるしいところで、
色々食べ歩いている蚯蚓としては質こそ違えど、
今ひとつ凛としない人形町と同じ類に感じてしまう店であった。
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2005年07月15日

東京・曙橋(京料理)〜小料理屋でぐじの旨さに開眼す!

本日夜、人に誘われ荒木町界隈の京料理屋へ足を運び候。
江戸っ子の蚯蚓ではあるが、きれいな京料理も結構好きな蚯蚓である。
特に餡を使ったものなどは好物であるが、2階へと上がるなんとも雰囲気は
こぎれいな居酒屋で、いささか心配な心地で座敷席へと通される。

お通しは生たらこの煮浸し。
京風らしく白い仕上がりが美しい。
鱧の刺身などお勧めのものを出してもらったが、 めじ鮪の子は初鰹の如く
さらりとして美味しく、鮑は軽く薫香がしてそれが品良く実に旨い。

四谷三丁目 はもサシ.gif

特筆すべきはぐじの旨さで、芳ばしく皮目を焼かれたぐじを頂くと、
鯛のうまさと更に昆布のような旨味と香りがほわっと来て、
まるで昆布で巻いた甘鯛を、焼いたが如くなのだが、これがそのぐじの旨さらしい。
実に風味、旨味豊かな焼き魚でともかく手が止まらない。
骨をしゃぶってかみ砕いてもこの風味が一層くるところが、
昆布で巻いたりして風味を加えたものでない正真正銘のぐじと感じるところである。

四谷 ぐじ.gif

おかみさんにきいたところでは、この旨いぐじの決め手は、
揚がった魚にすぐに塩をしてやるぐじが本物で、だからこそ絶妙に旨いと申す。

タコの煮付けは甘辛く煮付けてあるものの、涼風ただよう冷たい皿で、
大根の芯がシャーベット状でしゃりっとするのだが、そのおかげで甘味が控え目、
それでいて風味豊かな仕上がりで酒が止まらない。
タコは大降りの足がもっちりとした食感が残ったまま旨味を噛むほどに楽しめて旨い。

あまりの旨さに〆のご飯をぐじで炊いたものにして貰ったが、品良いおひつに
入れられて運ばれてきた。
この炊き込み、田麩状に細かくほぐされたぐじの身がしっかりとご飯に混ぜられており、
一緒に発注した赤出汁とともに腹一杯頂いた。

曙橋 ぐじめし.gif

他にも何品か頂きいずれも旨味がしっかりとする酒の進むおいしいものだったが、
ともかくこのぐじの旨さがあまりにも群を抜いて良かったため、
印象が薄まってしまった。

間に合うならば、日を空けてもう一度楽しみたいと感じる旨い魚であった。
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2005年07月13日

東京・人形町(イタリア料理) クラッシックで美味しいイタリアン

本日昼にずっと気になっていたイタリア料理を頂き候。

入り口は実にひっそりとした雰囲気で、レースのカーテンで中の店の様子が見えず、
一瞬高いだけで美味しくない店だから人が入っていないのを
誤魔化しているようにも感じ取れなくない。
とはいえ、たまに香る油の美味しい香りは間違いないと己を信じ、
意を決し重い店の扉を開け、入店。
見かけよりずっと中は広く、先日行った銀座のグランメゾンを感じさせる
風格ある店の内装にはっとした程である。

1階の客席は綺麗に着飾った日本橋人形町に見合った客でほぼ満席。
それに比べてフォーマルな格好でない飛び込みで足を運んだ蚯蚓でも
心地よく席を作り通してくれたサービスマンの粋な具合は非常に感じがよく、
この店の度量の深さを感じさせる。2階席に通され、メニューを頂く。

まず初めてということもあって、コースで頂くことにした。
あまり昼から飲む客は少ないのか、食前酒はコースの値段の割に普通価格で
思わずスプマンテを発注。
はじめに出された美味しいフランスパンと、クラッシクさを感じる
スティッククラッカーと共にスプマンテが出された。
しっかりしたスプマンテで、五臓六腑が熱くなりながら、
フランス料理のごとくに自前でアレンジしたアーモンドのような香りがするバターを
塗ったフランスパンで皿を待つ。
はじめの季節の皿は北海道産を彷彿とさせる塩味の美味しいハムや
白桃のコンポート風のもの等、実にクラッシックで丁寧な作り。

人形町 ハムなど.gif

前菜3種もフェンネルの香りのするムース状のもの、添えられたサクランボが
ビネガーに漬けたような甘酸っぱさがあって心地よいなど、
計算された美味しさが、そこはかとなく感じられる作りになっている。

人形町 さくらんぼ.gif

手長海老のパスタは特筆すべき美味しさで、よくある風味も旨味も濃厚で旨味たっぷり
といった類のソースよりは、一歩品良く仕上がっていて、
パスタを噛むほどに甘みや海老の旨味が広がっていく滋味深く、飽きない美味しさ。

人形町 スカンピパスタ.gif

メインの牛すじ肉の煮込みはクラッシックの極みであるが、
安易なワインソースというより、大地を感じる根菜の旨味が凝縮された穏やかな美味しさ。

人形町 牛筋煮込み.gif

どの品も派手な美味しさや盛りつけはではないものの、
心地よく穏やかに頂ける ある意味イタリア料理の高級な「洋食」的な皿で、
この人形町にあってしかるべき心地よい品格漂う店であった。

後日、BRUTUS「イタリアン真剣勝負」を見てこの店が90年に出来た店であったことを
知るが、最寄り駅は「人形町」か「浜町」にも関わらず、「日本橋」と記されていた。
住所で表記するのは無難であるが、この界隈は全て日本橋になってしまう。
他は住所表記でないところもあるだろうに、誤解が無いと良いが・・と、
くだらない事が気になってしまった蚯蚓であった。
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2005年07月11日

東京・日本橋(穴子)〜日本家屋を改装した江戸前の店

本日夜に6月に出来た穴子専門店へ足を運び候。
この店も先日の淡路町(2005年6月28日の記事参照)の店のように
日本家屋を改築して店にしている。
場所は日本橋高島屋の裏手で実に良い立地と言ってよい。
従って、たたずまいはさすが日本橋、正直に言わなければ老舗なのかと見間違える程の
立派な構えである。
暖簾をくぐると中はその店構えを基調としながらも座りやすい椅子席で構成され、
店構えよりは一歩庶民寄りな雰囲気。
早速メニューをもらい穴子の箱めし(焼上げ)を発注。
煮穴子にも惹かれたが、 香ばしさを楽しみたい一心で、こちらを発注。
程なくして箱めしが来た。

蕎麦の海苔を入れるような綺麗な木箱にご飯を敷き詰め、
そこに芳ばしく焼かれた白茶けた穴子が入っており、実に美味しそうである。
既に削られた柚子皮の香りが下ろし金からほのかに感じるが、 まずは何もせず一口。

日本橋 穴子白焼き.gif

江戸前風の脂身のある穴子だが、
西のもののようなしっかりした旨味も時折きてなかなか。
たれはさすがに若い感じがあるものの、
全体としてのまとまりに遜色なく実に美味しい。

柚子の香りも皮の部分だけだからこそ感じられる繊細な良い香りがあって、
これを振りかけるとまた心地よく箸が進んでどんどん頂ける。
その箸、最後に持ち帰ることが出来るということで、今も我が家で使用されている。

これから長い月日を経て、この店が外観に追いつく老舗になるのが楽しみである。
それに期待して今後も足を運んでいきたい店であった。
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2005年07月02日

銀座(紅茶) 〜薫り高い水の美味しさを感じる紅茶

本日銀座徘徊中に休息を取るべく入った喫茶が思いの他美味しく、
珍しく記事にした次第である。

この店、大きなガラス張りで木漏れ日の差し込む感じの良い広い店内の割に、
あまり客入りがよろしくない様子で、逆にそれが一休みには居心地が良いだろうと思って
入店した次第である。

サービスマンというよりは、サーファーやホストを何故か連想してしまう、
食品を扱うという類の仕事の割には長髪のサービスマンがメニューを持ってきた。
メニューはダージリンとフレーバーティーで大別されており、
ダージリンのみで5種類以上あるあたりは、専門店の雰囲気なのだが、
「青い瞳の〜」など、メニューの名前のつけ方が、軟派な印象で、
いささか不安に駆られた。

とはいえ、メニューとともに出された水は口あたりの丸い印象の美味しい水で、
期待と不安と共に比較的良いクラスのダージリンを発注。
程なくして紅茶が来た。

「砂糖、ミルク等は紅茶の香りをたのしんででいただく為にお付けしません」
といった旨の通り、足して入れるものは一切なく、ポットには既に茶葉のない状態で、
運ばれてきた。

早速ティーカップに注ぎ、一口頂くと、茶葉のよく舌に残る渋みがなく、
ふんわりとティーカップから溢れる香りが心地よく、飲むとまろみのある
実にふくよかな広がる風味で、喉に甘味のような旨さが残る。
この美味しさがはじめだけでなく、始終続く実に美味しい紅茶である。

銀座 紅茶.gif

これで辺りに人気もなくのんびりと紅茶を頂けるとあって、
1ポット1000円という値段以上の心地よいひと時を過ごすことが出来た。
そのサーファー様のサービスマンに尋ねると、鎌倉の紅茶の店の茶葉を取り寄せて、
出しているとのこと。
しかもそのサービスマン曰く、ここで飲むより全然美味しいというのだから、
なんとも興味が湧いて仕方がない。

「ここで飲むより美味しい」と言い切るサービスマンのサービスは、
あまりに商売っ気に欠けた正直な答えで、いささか気になったが、
その真意を確かめに鎌倉に足を運びたくなった徘徊時の収穫であった。
posted by 蚯蚓仙人 at 00:00| Comment(5) | TrackBack(0) | 銀座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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