人形町という街柄からはあまり連想されない赤が印象的な
ハードロックカフェ調の店構えのこのお店はハンバーガーの専門店である。
ハンバーガーということもあって、夜は比較的すいているのだが、
昼は地元のサラリーマンで一杯となる。
早速、ベーシックなハンバーガーを発注。
厨房は2人で回しているようであるが、ファーストフードというには難儀なほどの
タイミングでハンバーガーが来た。

一口食べると粗挽き胡椒が効いたスパイシーな牛肉の味が先ずきて、
しっかり焼かれたパンは上に降りかかっているゴマがかりっと焼かれており、
ゴマの香ばしさがしっかり来てその香ばしさと、肉の旨味とスパイシーなしっかりした感じが
凛々しくてよい。
さらにはむっとほおばると、そのスパイシーな味と
酸味の少ないアメリカンなマヨネーズソースが混ざって
一口目よりまろやかで噛むほどに旨味が来てよい。
マクドナルドのハンバーガーよりずっと背の高いハンバーガーであるが、
食べるうちにそのくらいの厚みになり、
そのころになるとパンが肉汁を程よく含んでいて、
さくっとした表面の食感後に、肉の旨味が来て不思議とこの瞬間に
ハンバーガーの美味しさを感じる。
全体のおぼろげな印象としてはモスバーガーやフレッシュネスバーガーのような
トマトやたまねぎの効いたソースが牽引役というより、
肉のスパイシー感で食べさせるといった印象が強い。
佐世保バーガーなど、じわりじわりとチェーン以外のハンバーガーが
東京に進出していることもあり、
機会があれば、もっと色々なハンバーガーの食べ比べもしてみたいところである。