吾輩は蚯蚓である。夜を昼を様々な街に縦横無尽に出没するたくましい生き物である。
根っからの外食好き"蚯蚓"の食生態フードダイアリー。

2005年03月04日

馬喰横山 〜東京のラーメンの原点のようなラーメン(中華そば)

本日昼にて中華そばを食らう。

都営浅草線東日本橋駅と都営新宿線の馬喰横山駅の中間のブロックは
衣服などの問屋が軒を連ねているところである。
その中にひっそりと、しかし凛としたたたずまいの中華そば屋がある。

普通中華そばやといえば、赤い暖簾にカラカラと音を立てて開けるサッシ扉、
中からは中華なべをまわし、ひっきりなしに炒め物のしゃんしゃんいう音、
それに伴う油の香りや湯気が漂っているイメージがあるが、この店にはそれが全くない。
暖簾以外はむしろ蕎麦屋のような印象を受ける店のつくりに興味がわき、
入ってみる事にした。

中には相席確実のテーブル席と座敷席がぽつぽつ。
メニューも独特で、漢字で表記されており、またその漢字では何の料理か分らない為、
たどたどしい、カタカナ等で読みが記されている。

欲張りな蚯蚓としては、肉絲麪(ヨウシメンすなわちラーメン)と
汁錦飯(ヨウギンパンことやきめし)を両方味見したいと思ったのだが、
周りの客はどちらか一方しか発注していない。
しかし、一念発起して、肉絲麪と汁錦飯の両方を発注。
まず肉絲麪が来た。
驚いたのは見た目が明らかにいわゆる「ラーメン」と異なり、
むしろ店屋物のカツ丼のようなどんぶりぎりぎりに麺が入ってきたことである。
早速、いただいてみると、麺もラーメンのようなコシはないが伸びがある、
食感だけでいうと、柔らかくゆでた乾麺の蕎麦に近い。
手で伸ばしてどんどん細くしていく中国の手打ちラーメンの麺の食感である。
スープはベーシックな醤油味で胡椒がきつい。
ただし、麺と総合するとなつかしくやさしい味になり、不思議なまとまりをみせる。

馬喰横山 ラーメン.gif

程なくしてやきめしが来た。
こちらも一見して具に乏しい印象をうけるが、
食べると非常に上手く出来ていることが分る。
具材の味とともに醤油の香りなどを米一粒一粒がきちんとまとっていて、
香りに包まれ、不思議と食が進む。

馬喰横山 やきめし.gif

店の雰囲気は老舗の様相を呈しており、
食べたものも確かに最近の中華そば屋で出すものとは明らかに異なる。
これは屋台のラーメンの「昔ながら」を凌駕する「昔ながら」の味なのか?
果たしてどうなのか素人の蚯蚓には分らないが、
”東京のラーメン”のルーツを調べてみたくなるような店であった。

posted by 蚯蚓仙人 at 20:27| Comment(3) | TrackBack(0) | 馬喰横山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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