吾輩は蚯蚓である。夜を昼を様々な街に縦横無尽に出没するたくましい生き物である。
根っからの外食好き"蚯蚓"の食生態フードダイアリー。

2005年02月26日

千歳烏山 〜質の高いプロの仕事を堪能 (オステリア)

本日夜、千歳烏山にて至福の時を求めてこの店に着地す。

千歳烏山駅を仙川駅寄りの改札から出て左手の階段を上り、駅の北側へ出た
六番街商店街を数十メートル歩いた蕎麦屋の2階にひっそりとその店はある。
この店が出来てかれこれ5年も過ぎようとしているのだが、
その年あたりに出来た店の中では着実に激戦区烏山で根付きつつある名店がある。

スタイルはオステリア。平たく表現するとワインバーである。
その日お奨めのワインの中から好きなものをグラス単位で発注できる。
全くワインの知識がなくとも、自分の好みの味やらを伝えて選んでもらうもよし、
どんな味わいかを臆せずきいて、快く説明をしてくれる中から選ぶもよし。
味わうことに素直であれば、これほどまでに服装等に気を使わずに気分もよく
楽しめる空間はこの界隈では稀である。

早速シャンパンを発注。
特筆すべきはこの店はシャンパンやワインを美味しく飲めるだけでなく、
料理も非常に美味しい店であるということ。
都心の下手な有名リストランテを軽く凌駕する若きシェフが一人で店の料理をまわす。
シャンパンが来ても目移りしてどの料理を発注するか悩むほどに、
とても一人でこなしていると思えない料理の種類がメニューに並ぶ。
また不定期にメニューが少しずつ変わっていくので、いつ来ても飽きない。

迷える煩悩をかきわけて、サヨリとウドの皿を発注。
程なくして皿が来た。
ウドが好きで発注するのだが、ぬたのような和食で馴染みの食材が、
実に洋の皿に仕上がっている。
サヨリやウドがハーブの香りとオリーブオイルの香りやコクに融合しつつ、
塩梅良く酸味がそこに覆いかぶさるように乗ってきて、
表現し得ない絶妙なバランスで美味しさを感じさせる。
そこに蚯蚓の好きな赤胡椒のパンチも効いて、ウドのさわやかさに一層キレが出る。

烏山 うど.gif

パスタも発注。これも手打ちのものやカッペリーニなど色々堪能できるので、
毎回非常に悩むのだが、断腸のおもいで一つに絞る。
カリカリに焼かれたパンチェッタと共にパスタを頂くと、
このパンチェッタが醤油の香りのような旨味の強い香りを放ち、
白インゲン豆のソースのふくよかな甘味と絡まってパスタの形状上噛むとなお旨い。
エストラゴン様のハーブも嫌味なく影の功労者として一役担っている。

烏山 パスタ.gif

蚯蚓もここでワインたるものの嗜み方を知り、また今も愉しい味の世界の広がる感覚を
覚えているといって過言ではない。
烏山ではここでしかないのだが、ワインによってグラスの形も変えて出してくれるし、
そもそも、そのグラスの重要性を体感できたのもこの店のお陰である。
また、ここの料理は今では確実に美味しい皿を出してくれる。
次にこの店に来た時の皿は、余韻薄れぬ間にきちんと記事にしておこうと反省する程、
言葉で表現しがたい滋味深い酒と料理を出してくれる隠れた烏山の名店である。

このお店の場所
posted by 蚯蚓仙人 at 21:52| Comment(8) | TrackBack(0) | 千歳烏山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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